お正月遊び
こんにちは。静岡市清水区にある『介護付き有料老人ホーム・庵原屋 日和館』です。
皆さんお正月三が日はどのようにお過ごしでしょうか?
日和館では、昔懐かしいお正月遊びをとヘルパーのT君が考えてくれたので皆様と楽しみました。
まずは頭の体操から…『おせちの中に入っている食材は??』何でしょう。
そして、その食材に込められている意味は…何でしょうか?と少しずつ難しく??はずが、皆様さすがです!!
例えば‥
黒豆 → 黒く日焼けするほどマメに、勤勉で健康に暮らせるようにとの願いが込められています。
栗きんとん → 栗は昔から「勝ち栗」と呼ばれる縁起もの。
きんとんは「金団」と書き、黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理です。
紅白かまぼこ → 赤は魔除け、白は清浄の意味。
紅白なます → 紅白でめでたく、祝いの水引にも通じます。また、根菜のように深く根をはるようにと願います。
と言ったように、御節にはいろんな意味があるんですね。
そして、紅白繋がりで、紅白旗揚げ下げゲームを行いました。
Tヘルパーの掛け声に惑わされてしまうこともありましたが、そこはご愛敬…。良く笑いましたね。
ちょっと一休み…
『お正月遊び!!』と聞いてみなさん、何を思い浮かべますか??
<凧あげ>
昔から「立春の季に空に向くは養生の一つ」と言いますが、旧暦の新年である立春に、空を向く遊びとして凧あげが広まりました。
その後、その年を元気に過ごせるように願いを込めて、正月に凧をあげるようになったそうです。
<独楽回し>
こまが回る姿から「お金が回る」、「頭が回る」、「仕事がうまく回る」などの意味が込められています。
縁起が良いことから、お正月遊びとしても親しまれ男の方は幼少期自分で作ったり、コモ紐までこしらえてみんなでまわしたそうです。
<羽根つき>
羽根つきは、
厄を「羽根のける」という語呂から、主に女の子の健やかな成長を願うお正月遊びだったそうです。
綺麗な羽子板をお孫様にプレゼントした方もいらっしゃいました。
最近はこのような遊びをする場所もないのでとても残念です。
お正月遊びは世代を超えて楽しめるものです。
親から子へ、祖父母から孫へ、伝承する喜びは格別だったと、私は幼いころ祖父から聞いた覚えがあります。
皆様に伺ったら同じことをおっしゃっていました。
日本の伝承遊びは、遊びを通じて知恵や発育を促すものばかりなんですよね・・・。
そして、どの世代も一回は触れたことがある‥
<百人一首>
百人一首とは、100人の歌人の和歌を1人1首づつ選んだ歌集のことで、藤原定家が選んだ小倉百人一首が広く知られています。
百人一首の代表的な遊び方は、読み手が上の句の札を読み上げ、取り手は読み上げられた和歌の取り札(下の句)を取り競いあう「散らし取り」です。
読み上げられた通りのものを探せば良いというルールです。
皆様と一緒に行いましたよ!!
とにかく覚えていらっしゃる方は見つけるのが早い!!
遠い過去を思い出していた方は、とにかく自分の前にある札とにらめっこをしながら確実にとっていました。
そして、TヘルパーとWヘルパーは、読み上げた内容を解説できるからさすがです!!
皆様楽しい時間を過ごされ、笑顔でそれぞれお部屋に戻って行かれましたよ。
三が日も日和館の皆様は、元気に過ごされています。