J様 百寿を祝して

本日

J様の100歳のお誕生日です。

 心よりお祝い申し上げます。🎊

日和館において、

男性入居者様で100歳を迎えられるのは、

 この20年でJ様が初めてとなります。

この特別な節目を、共に迎えられることを私たちはとても誇りに思っています。

北海道で生まれたJ様は、

90代前半の頃まで、

雪が降れば雪かきをし、

買い物は、自転車で市場へ足を運び、新鮮な物を自分の目で見て選びお料理したり、

環境を整えたりとそんな凛とした暮らしを大切にされていました。

奥様とのお別れを経て、静岡の地へ来られました。

厳しさと優しさを併せ持ち、仕事には一切の妥協をしない。

その誠実な生き方は、日和館での暮らしの中にも息づいています。

新聞たたみを日課として続けてくださっていました。

数年前目の調子からそのお仕事は、一旦やめましたが、

最近、体調に合わせながら、そっと手を動かしてくださることがあります。

また、同じフロアの方の変化にも気づき声をかけてくださったり、

職員一人ひとりにかけてくださる温かな労いの言葉は、

日々の支えとなり、私たちの心に静かに残っています。

日和館での生活でも、「自分のことは自分で」という想いを大切にされ、

洗濯や片付け、約束を守る姿勢は変わりません。

職員の仕事を見て「道具は大切だね」と、

使いやすいハサミを用意してくださったこともありました。

(避難訓練では、98歳とは思えないくらい

ちゃんと机の下に隠れるくらいの動きの良さには驚きました!

ゆっくりと近隣を歩くその姿は、

 まるでこの街に長く寄り添ってきたかのようでした。

コロナ禍により、暮らしのリズムが変わる時期もありましたが、

 体調の良い日にはスーパーまで足を運ばれることもありました。

99歳を迎えた昨年、転倒をきっかけに生活が少し変化しました。

しかし、J様はご自身の力で再び前を向かれました。

現在は車椅子を使用しながらも自走され、日課だったフロア散歩も、

形を変えて続けていらっしゃいます。 

健康管理室の前を通るのを見かけるとその頑張りに励みをいただきます。

できないことは受け入れ、
 できることは時間がかかっても自分でやる!

その在り方は、私たち職員にとって、

 人生の先輩からの静かなメッセージでもあります。

これからもJ様が、安心と穏やかさに包まれた日々を重ねていけるよう、

日和館は、変わらぬまなざしで寄り添い続けます。

J様らしい時間が、これからもやさしく流れていきますように。