津波避難ビル整備工事!
東海地震の発生が危惧されて数十年。
その間、大きな被害を出すこととなった地震災害が、各地で発生してきました。
東日本大震災における大津波も、私達の記憶に新しいと思います。
庵原屋日和館の建物は6階建てのビルで、耐震強度は全国基準の1.5倍の強度となっています。
平成27年12月には、静岡市より地域の津波避難ビルに指定されました。
それにあたり日和館では、5月下旬より津波避難ビルの整備工事を開始しました。
整備工事は、主に屋上の設備に施されます。
日和館の屋上です。
写真の奥の方角が工事個所になります。
工事が始まると、屋上に資材が搬入されました。
施設の駐車場内にクレーン車が入ることなんて滅多にありません(^^;)圧巻
資材が…
屋上に上げられます…!
上がってます…!
屋上に到着!
高所作業になりますが、職人さん方…
どうかよろしくお願いします!
ちょっと余談ですが…↓↓↓↓↓
過去の震災において、介護施設を運営してきた方々の体験談の中に、『明かり』の重要性を考えさせられるお話があります。
これは会津若松のとある有料老人ホームの施設長さんのお話です。
東北の震災において、その施設は電気が寸断されてしまったそうです。
復旧するまでの間は照明も無く、日が暮れてからは辺り一面の暗闇。
その中で起きる余震の揺れは、昼間の何倍もの恐怖を感じたそうです。
入居者様はそれぞれ個室で過ごされている環境でしたが、お一人では不安も大きく、広いフロアにて皆さんで布団を並べて休まれていたそうです。
そんな中、懐中電灯の明かり一つが、皆さんの大きな安心感に繋がったと言います。
人の顔が見える、手元・足元が見える、周りの景色が見える。
普段私たちが当たり前のように目にしていることが見えるだけで、皆さんの不安感が大きく和らいだそうです。
日和館の避難ビル整備工事では、屋上防水工事、非常用照明設置などを行っていく予定です。
工事を行う方々に許可を頂き、少しずつ工事状況もお知らせしていけたらと思います。
これからも一層、ご入居者様、地域の方々に安心して頂ける施設作りを目指してまいります