生活の場を支える実習

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11月13日~静岡県立短期大学1年生、2名が実習に来てくださいました。にこちゃま にこちゃま

初日からハキハキされて、学生さんのやる気に圧倒されました。元気 元気モリモリ

 

今回の学生さんは質問も多く聞かれ、介護職もいろんなケースから指導をさせていただきました。ディズニー

(一緒に、染の花教室で作品を作るお手伝いをしているところです)

(離床介助。介助者よりも背が高く、起こすコツを学んでいました。)

 

実習生は、この期間中にたくさんの事を学びました。

と同時に、私たちも学ばさせて頂きました。

 

今回は、1ケースを紹介したいと思います。

 

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受け持ちを決める際にコミュニケーションをとりすぎて、T様に怒られてしまったAさん。

まさか怒られるとは思っていなくて、びっくりして泣いてしまいました。ガックリ・・・

 

 

事前に、「相手の様子を観察しながら、程よい会話をし、相手に負担が無い時間配分を考えてくださいね」とお伝えしました。

(この説明だけではわかりにくかったのだろうと、指導する側として反省しましたおじぎ。)

 

お話が弾むとどうしても、あれもこれも聞きたくなりますよね。♪ ルンルン

実習中はいろいろな情報を書かないとならないので、聞きたくなる気持ちもわかります…ポイント

 

しかし、相手は高齢者です。

日々の生活の中で若い学生さんと長くお話しすることも初めてで、気を使ってくれています。

(若々しくて元気な事は、皆さんにとっても活力になりますけどねかお

 

新しい若い子が何だかいろいろと質問してくるし…でもいろいろ教えてあげたいからお話を続けてしまいます。

 

やはり、疲れてしまいますよね。

 

きっとどこかで

「疲れちゃったよ」

「あまりあなたのこと知らないけど、なんでこんなに聞いて来るの?」

「あまり聞いてこないで」

「一方的に話をしてきてうるさいな」など・・

というサインがあったと思いますが、見逃してしまったのでしょう。

 

今回担当を決める時期だったので、Aさんは自信を無くしました。

「今後の実習、T様とやっていけるか…」と。

 

上手くいかなかったり、失敗するとどうしても避けたくなりますよね?

でも今回は

「この方から教えて頂いたこと、プラスに取るかマイナスに取るか!!」pnish

を、Aさん本人に考えていただくように指導しました。

 

自分勝手なコミュニケーションの取り方…

T様の日々の様子を聞かなかったこと…

相手を観察していないこと…

相手の生活背景を考えていなかったこと…

怒られてからもう無理!!と思ってしまった考え方…

など、いろんな角度から助言をさせていただきました。

 

失敗をチャンスに変えることを教えていただいたケースです。

(注意を受けた学生は、マイナスととらえてしまう癖がありました)

 

同じ失敗は、しないようにしないとならないのです。人差し指

だから、

コミュニケーションをとるとき、気をつけなければならない事…

T様は、その時どうしたかったのか…

T様は、どんな様子だったのか…

T様が出していたサインを見抜くこと、空気を読む事…

他にも、コミュニケーションを通して学ぶことはたくさんあります。

(個別レクリエーションの様子。歌詞カードを作り富士山を折り紙で折りました富士山

(少人数のレクリエーションにて楽しそうに和やかに楽しんでいました)

 

ここは…「生活の場」です。おうち お爺さん おばあちゃん スマイル

 

実習は教科書に書いていない事ばかりです。

1年生にはハードルが高いケースもあります。

 

でも、現場でしか伝えられないことが沢山あるのです。

 

学生さんたちはこの2週間でいろいろな体験をし、学びました。

この実習でしか学べないこともありました。

毎日の記録も頑張りました。

若いときにしか考えられない考えや行動が経験を積み、きっと相手にとって必要な人になるまで、いろいろな経験をするでしょう。

 

今後の彼女たちが成長していくのを今から楽しみです。

(個別レクリエーションでご入居者様が「切り絵をやりたい」と仰り一緒に行っている)

(移乗介助を行い身なりを整えている様子)

私たち仕事は…

「高齢者を理解すること」

「生活の場を理解し、安心・安全・快適に暮らすことをお手伝いすること」

「できることは見守り、励まし、できないところはできる方法を一緒に考え、できないところをサポートすること」

「ご家族様を安心させること」

です。

そして

「あなたと出会ってお世話してもらえてよかった…」

「日和館に入って良かった」

と言ってもらえるような職員になる事です。

 

ご入居者様は、一人一人違います。

一人一人に向き合い、多職種連携で情報を共有しています。

いろんな角度からご入居者様を見ていくには、スタッフの人間関係が良くないとできません。

 

一人ひとり求められる対応をし、日々声を掛け、気にかけて、一緒に喜んだり悩んでいるヘルパーさんの姿は、本当に自慢です。

 

介護の仕事を大変にするのも、楽しくするのも自分たちの環境作りから始まります。

(10/27にも実習来て下さったときにハロウィンのおばけを一緒に作った時の様子)

(休憩中、常食・なめらか食を試食した時の様子)

 

実習生を受け入れるにあたり、すべての職員が協力し、ご入居者様も快くが実習性を受け入れ、指導してくれました。

 

と、同時に私たちに「初心」に戻った気持ちにさせられたり、

 

「介護のことをほとんど知らない学生さんにどうしたら考え方が伝わるか?」を考えさせられた期間でもありました。

業務は覚えればできるもの…

しかし、考え方を身についていないと「介護」というものは大変になってしまいます。

 

学生さんたちが頑張れば頑張るほど、私たちもうれしい気持ちになりました。にこちゃま

 

彼女たちが、いつか私たちと一緒に働く日も来るかもしれません。?

彼女たちが世に出た時に、日和館で学んだことを活かしてくださる日が来たら本当にうれしいことです。スマイル

 

日和館に実習に来てくださりありがとうございました。笑顔

 

そして・・・最後まで見て頂きありがとうございました。感謝