県立短期大学実習生の実習を通して・・・
先月ですが、県立短期大学実習生1年生が2名実習に来てくれました。
有料老人ホームってどんなところかな?入居者様中心の生活を支えるってどういうことかな?
自立支援って何かな?
日和館の雰囲気はどうかな?
介護職員はどんな人が居るのかな?
受け持ち入居者様とコミュニケーションできるかな?
などの不安を抱えながら実習が始まりました。
初めて訪れる実習現場は緊張しますよね。
そのような実習生の気持ちも考えながら、有意義な実習にしてほしいと思い私たちも受け入れるまでに準備をさせていただきました。
介護職員は、
「学生さんが将来私たちの介護をしてくれるだろうから、介護がやりがいのある仕事だと感じて欲しいな」・・・
「自分たちも見られるってことだから、プロとして伝えるには自分だったらどんな伝え方がいいかな?」・・・
「自分が実習生ならどんなことを知りたいかな?生活の場を支える仕事のやりがいを知ってもらう為に、どんなことを教えてあげたらいいかな・・・?」
「出会いって大切。実習生がこれからいろんな方と出会った学んでいくために自分が教えられ事、逆に初心に戻って一緒に考える事があるっていい機会だね!!」
皆それぞれの思いはありました。
実習生を受け入れるにあたり、スタッフは皆、初心に戻って受け入れの準備をしてくれました。感謝しています。
「自分が学生だったら」と・・・。相手を想う気持ちで対応してくれていました。
これは常日頃から入居者様に対してもなので、皆さん当たり前の事をしているだけなんですけど、嬉しい気持ちにさせられました。
いよいよ実習が始まりました。
やはりとっても緊張していましたね。
彼女たちなりに場に慣れようと努力されていました。
介護職員も声を掛け、一つ一つ伝えることで、彼女たちから笑みがあふれることも多くなりました。
実習生の顔のこわばりも2日目でなくなり、入居者様、スタッフと楽しそうに実習されていました。
実習生のがんばったところでもありますね。
毎日、『目標・課題設定・評価』を行い、個別ケアの大切さを学んでくれたと思います。
1年生の実習では、机上学習で学んだことを最大限に発揮して下さいました。
介護技術では、『人間の動き』の仕組みを伝え、個別性も伝え、実習生に理解してもらえるように、どの介護職員も丁寧に教えてくれていました。
様々な介護職員から話を聞くことは、実習生にとっては良い体験になったと思います。
「知識・技術」と言う引き出しに一つ一つ整理して、詰め込んでいましたよ。
1日目より5日目、7日目・・10日目と実習が終わるにつれて、実習生の考える力も身に付き、発言や考察の変化がありました。
また、受け持ち入居者様と信頼関係をきづき、一職員として対応できるようになっていました。
実習生のフレッシュな笑顔に、入居者様・スタッフ一同癒されました。
私たちは、皆様が安心して生活できるサポートをさせて頂いてます。
『目配り・気配り・心配り』を心掛け、一人ひとりの求める生活に沿ったケアを、介護職員中心となり支えてくれています。
実習生を受け入れることにより、私たちも初心に戻り学ぶ良い期間となりました。
この出会いを大切に、日和館で学んだ介護の質というものを今後のケアに活かして頂けたら幸いです。
自立支援とはなにか?
ご入居者様に寄り添うとは何か?
ご入居者様をいつも中心に考え、
日々カンファレンスを行い、
ご入居者様が安心して生活して頂くには、
仲間の人間関係を良好にし、報告・連絡・相談を円滑に出来る環境づくりだと思います。
実習生から、『日和館の職員は丁寧だし、今までで一番人間関係が良く、分かりやすく教えてくれた。なので、有意義な実習になり、実習も楽しかった。」とおっしゃってくれました。
私たちもたくさんの学び課題が見つかりました。
今後の実習教育に活かしていきたいと思います。
実習生のお二人がこれからたくさんの方と出会い、学び、いろんな思いをされると思います。
沢山の出会いから学び人間性を高め、相手に求められる介護職員になって下さることを心より願っています。