清水区を日本で1番脳梗塞の少ない街にする地域プロジェクト『SPAFS』
こんにちは。
静岡市清水区にあります
介護付き有料老人ホーム 庵原屋 日和館です。
7月3日(土)にいつも大変お世話になっている
吉永先生と東京医科歯科大学 教授 笹野哲郎先生と清水医師会で立ち上げたプロジェクト『SPAFS』の市民公開講座に社長と参加させていただきました。
笹野哲郎先生が、清水エスパルスに倣い
「SPAFS(エスパフス)」としたそうです。
医師会と市が、心電図のAI診断について立証した東京医科歯科大学と連携し、世界への発信を目標に清水区での実証実験を行う講演会でした。
写真のタイトルで、貴重なお話を聞かせていただきました。
日本人の死因第2位は『心疾患』です。
その中でも、『AF=心房細動』の早期発見により、脳梗塞、寝たきりを予防できる!というのです。
不整脈を持っている人は、95%いるとのことでした。
高齢者が多く、発作性AF→持続性AFと変わっていきますが、気がつかない人が多い疾患です。
大半は治療を要さないものもありますが、早期に治療するものが5%あるのです。
このAF発症時には治療が必要で、動脈硬化の進展によりステントを入れる治療をするも、血栓が飛び脳梗塞を起こしやすく、調べていくとこれらは、寝たきり状態(介護4.5相当)や突然死に繋がります。
心房細動の治療している人が100万人いるのに対して、『隠れ心房細動』の患者は同じくらいいると言われているそうです。
殆どの方が無症状で、健康診断でたまたま見つかるケースがあるかないかということでした。
つまり不整脈が原因で『脳梗塞』を起こす人は、80%もおり、5人に1人が寝たきりや認知症に繋がるとのことでした。それが『心原性脳塞栓』に多いのです。
予防や早期発見には、『CHADS2 score』や『抗凝固薬内服』、『カテーテルアブレーション』があります。
そして、心房細動早期発見の方法は、以下の通りです。
また、40歳以上の方の心電図が特殊になり、
今までは30秒くらいで終わってたものを、
『2分間』測定し、『AI』が解析し、『心房細動のリスクが高いか?』を判断し、心電図モニターや上図のような機械をつけ、『遠隔で医師がモニタリング』をするとのことでした。
とても、簡単に早期発見に繋がることを知りました。
これから、データーを集めるために、清水区の市民から進めていくそうです。
今回大雨で新幹線が遅延し、到着時刻が遅れたのにもかかわらず笹野哲郎先生は、
その時の心電図の変化を清水に向かうタクシーの中で、スライドに入れ込むという凄技も見せてくださったり、万が一行けなくなったことも予測して、動画も撮っていたという配慮や、
吉永先生が一年前に笹野哲郎先生を訪ねて、このプロジェクトを1年でここまで立ち上げたことに驚きました。
身近な吉永先生のお陰で、清水区も更に安心できる一歩に繋がった講演会でした。
今日が、『kickoff』とのことでしたので、これからの発展が楽しみになりました
吉永先生には、本当に感謝致します。
おまけ。。
社長も、スマートウォッチ装着していることをこの時教えていただきました!