こんにちは。
静岡市清水区にあります
介護付き有料老人ホーム 庵原屋 日和館です。
2011年 3月11日から9年が経ちました。
未だに避難所生活の方、まだご家族が見つかっていない方もいたり、復興が進んでいない場所もあるとのことです。
一日でも早く被災された方が、安心できる生活が来ることを望みます。
日和館でも、あの当時の教訓から様々な避難訓練を毎年数回行っています。
今回は「津波」を想定した訓練を行いました。
『訓練訓練!ただ今大津波警報が発表されました。
1.2階にいる方は直ちに3階以上まで避難してください!』 という放送が入りました。📢⚠️
地震発生の時間は、1階で機能訓練や入浴をされている方、2階のお部屋でゆったり過ごされている方、お出かけされている方もいます。
ご高齢者は、若い人のように自力で動ける方ばかりではありません。
そして、安全に避難しなければなりません。
手を貸してもらえたら避難できる方、
介護職におんぶしてもらわないと避難できない方、
介護職2名いないと避難できない方など様々です。
(現在は、3階以上にそういう方がいらっしゃいます)
今回の想定は「津波」ですので、下から上に逃げる!
エレベーターは使えない。
手段は『階段』しかありません。
普段、階段を使っていない方にとっては、
この避難訓練は非常に危険なものにもなります。
安全に気を使いながら避難しました。
職員はご入居者の状況を把握し、安全に訓練できるように練習もしてきました。
(余震もあるので、階段ではご入居様を支えながら上がります)
1階で訓練している方、2階に住まれている方が3階まで上がるには、ご高齢者は相当体力が必要な方もいます。
厨房の職員も手伝いながら協力して3階まで避難しました。
人手があれば、車椅子やシルバーカーなども運び出す必要があります。
1階で訓練していたT様と支えるHヘルパー。↑
手すりを持つより自分の手でしっかり階段を1段1段上がるY様。↓
避難訓練では、安全ルートを把握しておくだけでも違います。
(上階にいる方も自身の身を守り避難します。)
あっては困る災害ですが、いざという時に備えてご入居者様も職員も真剣に取り組みました。
そして、早く東北の方が安心した暮らしが出来る事を切に願い、自分たちが出来る事は何かなどを話し、訓練が終わりました。
ニュースを見ていたら、
発生時刻に東北のあちらこちらで大きな虹🌈が見えたそうです。
皆様が少しだけ嬉しく思えた瞬間だったと伺いました。
被害に遭われた方、残された方の想いが
🌈繋がった瞬間🌈も含め、
今当たり前ではない生活に感謝したいと思います。
忘れてはいけないこの日をしっかり記録に残したいと思います。
(お写真お借りしました。)