ひな祭り
3月3日は★ひな祭り★
その昔、平安時代には自分の体を草木やワラで模した人形を撫でて穢れを移し川に流す『流し雛』が行われていたそうです。
これは今でも、3月の節句が終わってから行っている地域もあるようですね
また、雛人形を祀ることで厄除けを祈願する『上巳の節句』という儀式があったり
宮中では女の子が紙の人形を使った『雛遊び』という遊びもあったそうですこれは、今でいうおままごとのようなものでしょうか。
ただ『遊び』とは言いつつも、人形だけではなく、調度品やお供え物をしたりと、まるで何かを祭るように飾りつけをしていたようです。
現在のお雛様は、これら古来からの風習が整って形作られてきたものではありますが、様々なものが飾られたひな壇は、まるで何かの祭壇のようであり、神棚のようでもあります
神様を迎え入れることで『我が家の子どもたちが、元気に育ちますように』と、真に祈願できるのかも知れませんね
さて、雑談が長引いてしまいました
雛祭りに向けて、掲示物作りのアクティビティでは、お雛様づくりを行いました
細かい作業ができる方もできない方も一緒に楽しみながら一つ一つ丁寧に仕上げていきました
作業の最中「お雛様」にまつわる思い出話に花が咲きました
(なので…写真を撮るのを忘れてしまいました)
「早くお雛様飾らないと嫁に行くのが遅れるとか言ってたねー。おたくはもう出してあげたの?」(まだです‥)
「私は7段飾りを買ってあげたよ」
「木目込人形もこしらえてもらって飾ったけど温かみのあうもので良かったよ」
「祖母の代の雛飾りに嫁いできた嫁の雛を合わせ、やがて女児が誕生すると流行りの雛道具や添え人形を買い足したりしたよ」とか・・
お雛様にもいろんな種類があったり、それぞれ育った来た環境によっても風習が違ったり、飾り方が違ったりするのですね。
毎回皆様からたくさんの事を教えていただきます。
出来上がりの作品をご覧ください。
デザインは、いつも素敵な掲示物を計画しているHヘルパーさん
お着物が違うと雰囲気も変わりどれも素敵ですね
他の方にも見ていただきたく、フロアに掲示させていただきました。
本来なら桃の花だったのかしら?と笑いながら、チューリップ畑のまわりに飾らせていただきました。
春がいっぺんに来たようだね」
「お雛様を飾った頃が懐かしいですね」という声も聞かれました。
「そだね~」と
あるヘルパーさんがはやりの言葉を言って皆さんと一緒に笑いました。
雛祭り当日には、こんなお食事が出ました
<常食>
<なめらか食>
春らしい色合いのちらし寿司
ご入居者様の皆様に、とても好評でした
デザートは、可愛らしいお雛様
食べるのが勿体ない……でも食べる
地域によっては早咲きの桜が咲いていますね。
日和館の周りでも、少しずつ桜が咲きそうな気配が漂ってます。
桜が満開になる頃、みんなで花見にでも行きたいですね~